はじめてのカナダぐらし(1. おうちにかえりたい編)
まるさです。
2019年はトロント大学への短期留学のため、カナダで生活していました。
どうでもいい話ばかりなんですけど、思い出が消えてしまう前にメモしておきます。
カナダにいけない
日本を発つ直前、大学での留学手続きをしてなかったことが発覚します。
大学院生だというのもあって授業は取っておらず、単位に困ってるわけでも大学のプログラムで行くわけでもなかったので特別手続きはないと思ってた感じです。
国のプログラムだったので関連書類を大学とやり取りしてたというのもあって、手続きはやり切った気持ちでしたが、どうもそうではなかったらしい。
それはそれはもうだいぶ嫌な顔をされながらアチコチ駆け回って書類を作りました。出発前日のことです。
出発のタイミングで留学行ってらっしゃい証の発行は間に合うわけがなく、微妙にイリーガルな感じで出発しました。ハハハ
すみませんでした。
カナダに行く
さて、準備もそこそこに出発の日が来ます。みんな大好きエアカナダです。
カナダの公用語は英語とフランス語なので、機内放送は英語とフランス語の両方でなされます。
ANAのアテンダントもいて、日本語の放送もありました。すごい。
どうでもいいけど機内食は結構おいしかった。
担当のアテンダントは日本人ではなかったので英語です。まるさは英語全然できないので既にもうダメでした。
絶望カルガリー
AC10便は成田->トロントの直通路線ということになっているのですが、実はカルガリーで一度降ろされます。 そんなこと聞いておらず、直通なハズなのにカルガリーに降りるとか急に言い出されてビビる。
訳わからんまま入国手続きに進みますが、スタディパーミットを貰う必要があるので、別室送りにされました。
スタディパーミットが貰えない
審査官に書類を要求されたんだけど、必要書類が書類ケースに入ってないことに気が付きます。
なんでや。手続き嫌いじゃ。
幸い取っ掛かりになる書類のスキャンデータを持ってたので、とにかく英語で一生懸命言い訳をしたらパーミット発行してもらえました。怒られたけど。
飛行機が見つからない
パーミット発行されたら、そのまま国際線到着ロビーに出されてしまいました。えーっもうちょっと説明が欲しい。
成田で乗ったのと同じ飛行機に戻る必要があるし、国際線出発ロビーに行かなきゃならん気がする。とはいえもう国内だし国内線出発ロビーからという気もする。
ダメです、わかりません。
搭乗が始まってるオーラを感じつつ、案内板でみた搭乗口になんとかたどり着くものの、さっきまでの乗客とは全然様子が違ってカナダ人の国内利用者だらけ。
あー搭乗口間違えた、もう詰んだ。
ゴメンナサイしながら搭乗手続きしてるおねーさんに教えてもらったら「この搭乗口であってるぜェ!」と言われた。
えーーーっこれ直通便って言わなくてよくない???乗り換えって最初から言ってくれてたらこんなに混乱しなかったんですけど :anger:
あんなにがんばったのに、カルガリー以降は国内線なので機内食がありません。
でも国際線のキップ見せたらサンドイッチとチョコもらえました。足りなかった。
トロントに飲まれる
時差が13時間だし、エクストリーム乗り換えしたのでクタクタですが、とにかく宿にたどり着かないといけません。
何でもいいのでまずは何か飲みたかったので自販機に行くと、なんとA&Wのルートビアが売っている!!!
どうでもいいんですけど、A&WカナダはA&Wアメリカとは全く別の組織なのでロゴが違っています*1。
電車にのれない
トロント・ピアソン国際空港はちょっと郊外にあるので、ユニオン・ピアソン・エクスプレス(UPX)でトロントの中心駅(Union駅)に行く必要があります。
でも鉄道の乗り方が全然わからない。つらい。
トロントではPRESTOという交通系ICが使われているのでこれ使えばそれなりに楽なんですが、改札とかが全然ないのでどういうタイミングで使えばいいのか全然分からず、すごい難しい。
あまりに分からないので駅員に都度訊きながらなんとか乗りました。
田舎者オーラが半端じゃない。
まいご
Union駅に着いちゃえばえいやと乗り換えできるのかと思ってたけど、そうは問屋が卸さない。
UPXのUnionとTTCのUnionはかなり離れていて、これはもうメチャクチャに迷子になりました。建物が複雑でスマホが役に立ちません。
東京駅で中央線から京葉線に乗り換えられず泣く感じ。
パッと開けて、Union駅のホールが目に入りました。ここでようやく「カナダにきた!」と実感してきました。ここの瞬間は今でもよく覚えています。
まぁこれは実はGo TrainやVIAのUnion駅。残念ながら乗りたいのはTTCなので、この後また迷うんですけど。
永遠の地下迷宮
ようやく乗った地下鉄ですが、目的の1つ前の駅に間違えて降りてしまいます。
しょうがないので次の電車を待って乗りなおしたのですが、逆の電車に乗ってしまってもう一度引き返す。
メチャクチャに時間がかかってしまいました。
で、気づいたらあらゆる荷物を詰め込んだキャリーバックがない。どっかに忘れてきたらしい。
もう一生目的地にたどり着けません。 成田を発ってからここまでまだ一度も屋根のない場所を歩いてない。はやく外に出たい。
はやく帰って寝たい
荷物は郵便で送ったりせずすべてキャリーバッグに詰め込んでいたので、アレを無くすと生活ができません。
間違えて降りた駅に戻ると、ベンチのそばに打ち捨ててありました。
幸い夜に極端に人の少ない駅だったので、荷物は無事でした。 清掃のオバちゃんが面倒くさそうな顔で撤去しようとしてましたが。間一髪。
教えて貰っていた駅から宿に向かいます。でももう夜の10時を過ぎています。
受付時間とか終わってそうで絶望的な気持ちになりながら連絡したら「受付は24時間営業やで」ということでした。
難しくないルートを選んでくれたんだと思うんですけど、事前に教えて貰っていたルートだとそれはもう歩かされました。
トロント大学の学生寮は、夏休み期間はコネがあれば(?)誰でも泊まれるウィークリーマンションみたいな感じになってます。
とりあえず現地で家を見つけるまでの仮住まいとしてここを使うことにしました。結構いい所でしたよ。
下手くそな英語で受付してもらって、やっと部屋にたどり着きました。
はあ、24時間を超える壮絶な移動でした。
さいごに
それなりに予習してたつもりなんですけど、やっぱり初めての国は難しいっすね。
手続きが下手くそなのはまるさが悪いんだけど、奇跡的にたどり着いた感が否めませんでした。
カナダでの生活、前途は多難です。