上三依水生植物園でメコノプシスのお花見てきた
どうも,まるさ@maruuusa83です!
植物大好きマンのぼくが「日本では育たないという幻の青いケシ」を探し求めた話です.
大自然を駆け巡り,スピリチュアル体験をし,蛇に囲まれながらも幻の花を見るスペクタクルストーリー(?)
このあと30分森で迷子になった
好きな花
ぼくはケシが好きです.アヘンはいらないです.
食べるほうじゃないです.花のほうです.
可愛いですね.かわいい.
というかキンポウゲ系の花が好きなんですよね.
いやー,キンポウゲって良くないですか?????
Anemone coronaria 16/3/22
こういう雄しべ雌しべがワーッとあるような花が好きです.
最近よくSalvia guaraniticaを見かけるのでトリカブトの花の時期が楽しみになっています
(まだみたことない)
百合のほうではなく花のほうです.花のユリはカタカナにすることにしましょう.
筑波実験植物園に咲いてたなんだか珍しいオオミスミソウ
(これ同定大変だったし本当に正しいのか)
二重咲のオオミスミソウ.葉の斑と紫もかわいくて一目ぼれ.
Hepatica nobilis Schreb. var. japonica 16/4/1
閑話休題.
メコノプシス・ベトニキフォリアってご存知ですか?
ぼくはご存知です(?)
日本では「ヒマラヤの青いケシ」などと呼ばれているそうで,中学生の頃からずっと見たくて仕方のない花です.
なかなか日本では栽培困難らしくぼくの中では幻の花,伝説の花と位置付けられています.
でも通販でならなんとか買えるみたいだし・・・どっか見れるんちゃうのん・・・
ということでメコノプシスを見る旅に出る
日光市の北のほうにある植物園で見れるらしい情報をGETしたので,いざ日光へ.
ぼっちで.
目的地は日光のはるか北ということで,きぬがわで鬼怒川温泉駅まで.
ここまで2時間半ぐらい
この後東武鬼怒川線と野岩鉄道会津鬼怒川線に乗るのですが,本数が少ないのでここで一時間ほど休憩することになります.
出発のとき切符がうまく買えなかったのですが,駅員さんが「あー忙しいからこれあげる」と言って着駅清算券なるものをくれました.ご迷惑おかけしました・・・
着駅精算券.このすぐ隣でカップルがイチャイチャしててつらかった.ぼっちなので.
野岩鉄道線内に進入するとトンネルだらけでハァー電波も無エ,景色も無エ,電車もそれほど走って無エって感じです.
さらにもう40分くらい電車に乗ります.
上三依塩原温泉口駅に到着
あーっ山奥~~~みたいなところでとても良い
電車が少ないので,この辺まで来ると日帰りが厳しくなってきます.
空気がキレイで気持ちいい.
この駅にはパワースポットがありました.
自らパワースポットだと名乗るパワースポットは初めて見ました.
自己主張するパワースポット
よくわかんないですが,知らないおじさんがこの上に立って上を見上げながら「そうか・・・」とつぶやいて何かを感じているようでした.
花を見る前に何かに連れていかれるのは困るのでぼくはやりませんでした.
このあとまたほんの少し歩きます.
上三依水生植物園に到着
家からどえらい遠かったですが,ようやく植物園に到着しました.
まだ花見てないのにすごい達成感です.
見切れている案山子は遠くから見ると「二人組の何かを構えた農民」なのでとても怖い思いをした
すごいところに来てしまった感.滝とかある.
新宿を発ってからここまで4時間かかりました.
日帰りをしようと思うと場合によっては20分しか見れません.秘境.
植物園の中は山草,水辺の草が中心でした.
こういう雰囲気の植物園は楽しい.
ニッコウキスゲ.ユリみたいな花だけどユリ科じゃない(とはいえ旧ユリ科).
Hemerocallis dumortieri var. esculenta 16/6/11
ニリンソウかなあ.看板にはミヤコワスレとあったけどちゃうよな・・・
(たぶん)Anemone flaccida 16/6/11
この植物園なんかヘビさんがたくさんいる
この植物園スゲーたくさん蛇いるんだけど pic.twitter.com/FnDScdfDNZ
— ジジがおうちにやってきた (@maruuusa83) 2016年6月11日
ヘビには詳しくないけど,アオダイショウかなあ.
Elaphe climacophora(いちおう調べた)
このときどうもカエルさん狙ってたのか,ぼくに驚いたヘビさんに驚いたカエルさんが一目散に逃げていきました.
ヘビさんたち水辺のやぶとか橋の下とかでうにょうにょしてました.
ずいぶん奥のほうに注意書きがありました.ておくれ.
そして幻の花を・・・
中学生の頃から見たいみたいと思っていた花にようやく,8年の念願かなってお目にかかることができました.ぼっちで.
これが探し求めた幻の花だ!!!!!
Meconopsis betonicifolia 16/6/11
いやぁ,なんか思ってたよりたくさん咲いてる.
赤が入るのもいるらしい.
Meconopsis betonicifolia 16/6/11
同定が怪しい.看板には「ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス属)」としかなくて種名がわからない.
写真からじゃ同定しにくいですね・・・
現地はヘビが怖くて一か所にとどまれなかった←
さいごに
ようやく長年の夢だったメコノプシス属の花を見ることができました.
いやぁ,たくさん咲いててよかった.
この後当然帰れなくて日光で一泊しました.
電車移動にものすごく時間がかかるので観光も温泉もお預けでした(笑)
これまで行った植物園の中でも結構おもしろいところでした.
1時間くらいたっぷり見て回れてボリュームも満点でした.
満足満足.
特急に遅れそうで「仕方ないのでこれで行ってください・・・」と発行してもらった二回目の着駅精算券
それでは
今回はこのへんで ノ
まるさ
Google Spreadsheetでチケット駆動生活をするはなし(タスク追加アプリ編)
どうも,まるさ@maruuusa83です.
Google Spreadsheetでチケット駆動生活をするはなし(スプレッドシート編)に引き続き,
スクリプトとアンケートフォームを使ってタスク追加アプリを実装していくぞ編です.
タスク追加アプリ?
スプレッドシートでタスク管理するってよくあることだとおもいます.
でもタスクの追加って面倒じゃないですか・・・?
ぼくはセルひとつひとつにいちいち打っていくのが面倒ですく投げ出してしまいます.
というかスマホからタスク追加したい
というわけで,今回はスマホから楽にタスク追加できるように前回のスプレッドシートを拡張していきます.
1. タスク登録ページをGoogleフォームで作る
Googleフォームを使えば,一発でクロスプラットフォームなタスク追加アプリが作れそうな気がします.
というわけでタスク管理スプレッドシートに関連付けてアンケートフォームを作ります.
1.1 新しいフォームの作成
まずはスプレッドシートから新しくフォームを追加します.
メニューバーから 挿入 > フォーム を選択してください.
新しくフォームを追加
すると新しいフォームの編集画面が表示されるかと思います.
新規フォームの編集画面
1.2 フォームの編集
必要な項目をガシガシ追加していきます.
今回は次の項目を用意します.
質問 | 必須 | 入力方法 |
---|---|---|
タスク名 | Yes | 記述式 |
締切日 | 日付 | |
タスクの詳細 | 記述式 | |
メモ | 記述式 | |
タグ | 記述式 | |
親タスク | 記述式 | |
継続タスク | 記述式 |
まずはタスク名の登録フォーム
質問の追加
設定を進めていく
編集が完了したら右上の「送信」のボタンを押してURLのタブを開いて,フォームのURLを取得しておきましょう.
1.3 状況の整理
これでフォームの作成ができました.クラスプラットフォームなアプリの完成(!)
スマホでも見られる(これは自分で実際に使っているタスク管理アプリ)
スプレッドシートには「フォームの回答1」という新しいシートが追加され,質問に回答するとここに反映されるようになっています.
回答一覧のシート
2. スクリプトを使ったフォームの回答のコピー
先ほどのフォームの回答はタスク管理のシートに登録したいわけなので,「フォームの回答1」からタスク管理のために作ったスプレッドシートに自動的にコピーするようにしていきます.
2.1 下準備
スクリプトを書くときに設定しやすいように,シートの名前を統一しておきましょう.
フォームの回答が保存されるシートを「フォームの回答」,タスク管理のために作ったシートを「タスク一覧」とすることにしました.
シートの名前の変更
2.2 コピーするスクリプト
2.2.1 新しいスクリプトの作成
ここからはスクリプトを書いていくので,スクリプトエディタを開きます.
スクリプトエディタを開く
スクリプトエディタ
新しいスクリプトを作成します.
新規スクリプト
名前はcopyFromFormとでもしておいてください.
最初から追加されているコード.gsは削除してしまって構いません.新しいスクリプトを作成するかわりにコード.gsをリネームするのでも構いません.
2.2.2 列をコピーするスクリプト
次に示すスクリプトは,せっせと列の内容をコピーするものです.
ところでスクリプトの最初のほうの<スプレッドシートのID>というのは,スプレッドシートを開いているときのURLの中に含まれているIDです.
入力する必要があるので,記録しておいてください.
https://docs.google.com/spreadsheets/d/<スプレッドシートのID>/edit#gid=<シートのID>
スプレッドシートのIDの位置
あ,あと,スクリプトを保存しようとするとプロジェクト名を決めろと言われるので,適当にtask_managerなど名前をつけておいてください.
function copyFromForm() {
var spreadsheet = SpreadsheetApp.openById("<スプレッドシートのID>")
var sheets = spreadsheet.getSheets();
for (var i in sheets){
if (sheets[i].getSheetName() == "フォームの回答") {
formans = sheets[i];
}
if (sheets[i].getSheetName() == "タスク一覧") {
tasks = sheets[i];
}
}
var newtaskrow = formans.getLastRow();
var taskslastrow = tasks.getLastRow();
// タスクID
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 1).setValue(tasks.getRange(3, 2).getValue() + 1);
// 状態
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 2).setValue("未着手");
// タスク名
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 4).setValue(formans.getRange(newtaskrow , 2).getValue());
// 締切
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 3).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 3).getValue());
// タスク詳細
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 5).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 4).getValue());
// メモ
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 6).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 5).getValue());
// タグ
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 7).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 6).getValue());
// 親タスク
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 8).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 7).getValue());
// 継続タスク
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 9).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 8).getValue());
// 最終更新
tasks.getRange(taskslastrow + 1, 10).setValue(formans.getRange(newtaskrow, 1).getValue());
}
フォームの回答をコピーするスクリプト
<スプレッドシートのID>で指定したスプレッドシートからフォームの回答シートとタスク一覧シートを探し出し,フォームの回答の最終行をタスク一覧の最終行へ追加する.という処理をおこなっています.
sheet.getRange(row, col)は,シートの左上:A1を(1, 1)とした位置で指定します.
タスクIDは,スプレッドシート上でカウントしているタスク数に1を加えたものを設定するようにしています.
2.2.3 スクリプトのデバグ実行
きちんと動作するか確認するために,デバグ実行してみます.
デバグボタンを押してスプレッドシートを確認してみてください.
デバグ実行
テストタスクが自動的にコピーされた!
もし正しく動作しなければ,エラーメッセージなど見ながらデバグしてみてください.
2.3 トリガの設定
先ほどのスクリプトをフォームが入力された時点で動作するように設定します.
2.3.1 トリガの設定 ツールバーからトリガ設定を開いて,[copyFromForm」に対して「スプレッドシートから」「フォーム送信時」を設定してください.
トリガ設定を開く
トリガの設定
トリガを設定すると許可を求める画面が表示されるので,許可してください.
2.3.1 トリガのテスト
これでタスクの自動登録ができるようになったハズなので,フォームに入力してタスク一覧のシートを見ながら送信してみます.
フォームを記入して送信すると
自動的にコピーされた!
3. 最終更新日時の自動更新(おまけ)
せっかくスクリプトを作っているのでおまけスクリプトを追加します.
最終更新日時を自分の手でアップデートするのはなんだかあほらしいので自動更新するように設定します.
function insertLastUpdated() {
var spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
var currentrow = spreadsheet.getActiveCell().getRow();
if (spreadsheet.getSheetName() == "タスク一覧" && currentrow >= 6){
spreadsheet.getRange(currentrow, 10).setValue(new Date());
}
}
最終更新日時を更新するスクリプト
トリガを更新時にしたとき,getActiveSheetやgetActiveCellを用いて更新されたセルを特定することができます.
更新されたタスクの最終更新のセル(J行)に現在の日にちを自動的に書き込みます.
(自動更新されたセルをクリックするとわかりますが,更新時間まで記録されています.)
シートやタスクを書き込む範囲をきちんと設定しておかないとややこしいことになるので条件分岐しています.
これでタスク追加アプリを作成することができました!!!!やったね!!!
これでタスク一覧の操作のしやすさと登録のしやすさが両立できるようになりました.
では
今回はこの辺で! ノ
まるさ
Google Spreadsheetでチケット駆動生活をするはなし(スプレッドシート編)
どうも,まるさ@maruuusa83です.
最近なんだかタスクが多くて生活が木っ端みじんになりそうです.
ひとまず大きな案件が片付いたので,Google Spreadsheetを使ってタスクを整理するためのツールを作りました.
今回はそのおはなしです.
この記事ではスプレッドシート上での設定について,
次回記事ではスクリプトを使ってタスク登録アプリの作成を行います.
チケット駆動生活(?)
ぼくはタスクをそのまま放っておくと忘れて締め切りを逃してしまうタイプの人間です.
しかたがないですから,ふせんにタスクを書いてペタペタディスプレイの周りに張り付けることでタスクを管理する,「リアルチケット駆動生活」を実施していました.
常に見えるところにタスク一覧があれば嫌でも仕事するわけです.
まぁでもタスクが増えてくると管理しきれない!
RedmineとかサイボウズLiveとかチケット管理システムとか使うにしても一人だと面倒でだんだん遠のいていく.
スプレッドシートで管理しようと思っても入力が面倒で嫌になってくる.
どうしたものか・・・
便利で便利なスプレッドシートを作りたい
最近あれこれスプレッドシートで作るのにハマっています
というわけで,スプレッドシートでチケット管理するための仕組みを作ることにしました.
まず必要な項目を整理します.
- タスク名
- 締め切り
- タスクの進行状況
それと,あったらいいなあという項目.
- 詳細
- メモ
- タグ
- 親タスクナンバー(サブタスクであることを表す)
- 継続タスクナンバー(あるタスクの続きであることを表す)
必要な機能をまとめます.
- 状態・締切に応じた色分け
- タグによる整理と検索
- タスク番号の自動割り当て
- タスク登録アプリの作成
目玉はタスク登録アプリですね.
スプレッドシートいちいちポチポチしなくてよくなります.
スプレッドシートを作っていく
とりあえずスプレッドシートを書いていきましょう.
とりあえず項目を入力していく
1.データ検証の設定
項目ごとに「日付」だとか「ドロップダウンリスト」だとかの設定をしていきます.
1.1 日付入力の設定
まずは簡単な日付の設定をやっていきます.
範囲を指定して右クリックで「データの検証」を開く
条件を「日付」「有効な日付」に設定
これで入力を日付に制限して,かつ簡単に日付が入力できるようになります.
「最終更新日時」の項目も同様に日付を入力することになりますから,同様に設定しておいてください.
セルをダブルクリックすればカレンダーが現れるようになった!
1.2 ドロップダウンリストの設定
「状態」の項目について,
- 未着手
- 作業中
- チェック待ち
- 完了
- 破棄
という項目からドロップダウンリストで選択できるようにしていきます.
日付の設定と同様の手順で範囲を指定して「データの検証」を開きます.
今度は条件を「リストを直接指定」に設定してカンマ区切りで項目を入力します.
条件を設定していく
状態の項目のセルの右側に▼が現れるようになります.
これをクリックすればドロップダウンリストが現れます.
ドロップダウンリストが現れるようになった!
2.シートの整形と自動色付け
シートの整形と色付けの設定を行っていきます.
2.1 シートの整形
適当な値を入力して様子を見つつセルの大きさを決めたり項目の行に色を付けてみたりししてください.
こんな感じに設定してみました
2.2 表示領域の固定
タスクが増えてくるとスクロールしたとき項目名が見えなくなったりすると嫌なので,常に表示されるように固定しておきます.
項目名の行を選択して,「表示」>「固定」>「現在の行まで」で行の固定を設定できます.
固定行の設定
項目名の固定に加えてタスク名なども固定した
これで上下左右のスクロールでも必要な項目は常に見えるようになりました.
2.3 自動色付けの設定
まずは締め切りを超えてしまったとき色が付くようにします.
「条件付き書式」を開いて「次より前の日付」「本日」を設定します.
今回はセルの背景が赤くなるように設定しました.
「条件付き書式」を開く
条件付き書式のルール設定
締め切りを超えたら目立つようになった!
つぎに,完了したタスクの行は全体が灰色になるように設定します.
こういう感じにしたいなあ
次の写真のように,実行したい範囲全体を選択して,先ほどと同様の手順で「条件付き書式のルール」で「カスタム数式」の設定を行います.
設定を行う範囲
行ごと色を付ける設定
「完了」を設定すると自動でブラックアウトするようになった!
ところで,締切を迎えてしまっている場合にブラックアウトの上から色が変わってしまっています.
これは条件付き書式のルールの適用順を変更することで解決できます.
適用すべき範囲
赤丸の部分をつかむと順番を入れ替えできる.書式は下から順に適用される
3.フィルタの設定
最後のスプレッドシート上での作業として検索と並べ替えができるように設定していきます.
項目名も含めて範囲選択し(ぼくはその他の設定もA5:J1000くらいにしています),ツールバー内のフィルタボタンを押します.
選択範囲とフィルタ
この設定で項目名にプルダウンメニューのアイコンが表示され,各列ごとに並べ替え,フィルタリングの設定などができるようになります.
並べ替えや条件フィルタ,値フィルタが使えるようになる
「状態」の項目について,完了したタスクや破棄したタスクは見えなくなるようにしておくといい感じです.
値フィルタはすでに存在する値からしかフィルタの設定ができません.とりあえず一通りすべての状態をスプレッドシートに入力してから「完了」と「破棄」のチェックを外し,OKを押します.
「状態」の項目のフィルタ設定
特定のタグを含む行のみを表示するような場合は,「タグ」の項目の値フィルタを使います.
はじめに「値でフィルタ」の直下にある「クリア」で全てのチェックボックスを外しておき,そのあと検索ボックスで必要なタグを含むセルを検索しておきます.
そののちに「すべて選択」をクリックしてOKを押せば,検索したいタグを含む行のみが表示されるようになります.
タグの検索
4.統計情報の表示
この後タスクの自動登録に「登録したタスクの数」が必要になるので,ほしい統計情報を設定しておきます.
今回は未着手のタスクの個数とこれまでに登録したタスクの数の二つを設定しました.
それぞれ,セルに次のような数式を入力しています.
=COUNTIF(B6:B997, "未着手") //未着手タスクの個数
=COUNT(A6:A996) //全タスク数
統計情報
スプレッドシートを使った設定はここまでになります.
次回の記事ではスクリプトとアンケートフォームを用いてタスク登録アプリを作成します.
では,
今回はこのへんで ノ
まるさ
2015年振り返りと2016年の抱負
明けましておめでとうございます、まるさ@maruuusa83です。
去年を振り返ったり、今年の目標を書いたりします。
2015年の感想
この年を漢字一文字で表すなら、「耐」です。
これからのためにぐっと堪える一年でした。
この一年、必死になって乗りきった感じがします。
卒業研究
高専時代の卒業研究はカツカツになりながらも楽しかったです。
ヘラヘラしてたので「ちゃんと研究やりなよ」なんてどこかから怒られたこともありましたが、ちゃんとやってたつもりですw
わりと全力投球できたと思っています。
でも卒研の結果は「失敗だった」としていいかなあと思っています。
目標にたどり着くことができなかった。
やっぱり開発力の不足が一番の要因です。
思想設計から実験まで全てがヘタクソだった。
この研究で最優秀卒研の賞なんていただいてしまいましたが、すっかりもらえないものだと思っていたので発表前からヘコんでいました。
まあなんだかんだ構想1年半と実装半年くらいはかけたので、賞を貰えたのは素直に嬉しかったです。
もっとやりたかったなあ、と、自分の限界を感じつつ、これからはもっとコード書いていこうと決意した卒業研究でした。
テーマも内容もとても気に入っているのでじっくり使っていきたいです。
大学への三年次編入
大学にはいって、ずいぶんと自由を奪われました。
うちの大学の編入生は一般に実験科目がないそうなのですが、ぼくの学科だけは実験科目があります。
毎週オムニバスで、授業時間で終われない実験も数多く、レポートの分量も凄い。でも内容は高専時代の焼きなましをする感じ。もちろん面白い実験もありましたが、ひたすら辛いばかりの毎日でした。
新しい風を吹き込もうと前期はサークルにトライしてみましたが、「編入生は実験がなくてヒマ」という内部生の常識がぼくの生活にトドメをさし、生活の何もかもが滅茶苦茶になりました。
お陰で成績は目も当てられない。
後期にはいってからは前期の反省を活かし省エネ生活。
せっかく環境が変わったのでハード屋に転向しようとハードウェアアクセラレーションにかかわる演習テーマを取るも、結局ここでも様々な(とても様々な)壁に阻まれツラい思いをします。
目標にxc7z010clg400を入れてスイッチ、目標にxc7z010clg400を入れてスイッチ、目標にxc7z010clg400を入れてスイッチ、目標にxc7z010clg400を入れてスイッチ...
— ナニモカ・モナ・ゲウッテ (@maruuusa83) 2015, 12月 31
...動け、動け、動いてよ。今、動かなきゃ、今、やらなきゃ、ぼくの単位は死んじゃうんだ。そんなのやなんだよ。だから、動いてよ
— ナニモカ・モナ・ゲウッテ (@maruuusa83) 2015, 12月 31
まあ、いいです。ちょうどいい負荷かなあと思いますw
私生活
四月に沖縄から東京に引っ越しをしました。
編入を期に奨学金も大幅に増やし、後期にはバイトも始めさせていただいて、だいぶ経済的にも自立しました。
家計が実家と完全に別になり、自分に入ってきたお金で全部やりくりするという新しい経済スタイルになったわけです。
両親にもそれほど迷惑をかけずにすむので、趣味に使ってみたり、外食してみたり、いつもと違う食材を買ったり、貯金する努力をしてみたり、そういうこともできるようになりました。
とはいえ
部屋が四畳半と多少せまくなったので趣味の多くがうまくいかなくなりました。
楽器もやりにくくなりましたし(音は平気)、パンも焼きにくくなりましたし、コーヒーも淹れにくいし、料理もやりにくいので質も回数も低くなりました。
恋人が遊んでくれるのを楽しみに生活していましたが、年を越す直前に別れることになってしまいました。
省スペースでどうにかなる趣味として、アニメと海外ドラマと映画を見る時間が増えました。
テレビを買ってないので、テレビがわりですw
去年の実績として、わかるだけでアニメ1375話、映画36本、海外ドラマ49話みました。
n巡したアニメや映画シリーズもあるので、見た回数で言うともっとたくさんあります。
見すぎです。見すぎw
明るいうちに遊びに出かける機会もずいぶん減ったのでどんどん色白になってる気がしますw
ほんと趣味減ったよなあ
なんだか私生活からはずいぶんとまるさらしさが失われてしまった気がします。
もうただのアニメオタクです。アニメオタクマルサになりました。
こんにちは、アニメオタクマルサです!
生活の一部が英語になった
先ほどチラと述べた「演習」では、留学生のタコ部屋(笑)に一緒に詰められて作業していました。
7~8名いる部屋で日本語話者はぼくだけ。 英語漬けの生活になりました。
一日の発言の半分以上は英語という生活が3カ月くらい続きました。英語しか話さない日もたくさんありました。
これはいいきっかけだろうということで、家・研究室以外でのスキマ時間はボキャブラリーを増やすようになりました。
英語だけで観光したり日本料理を教えたりもしました。
さっぱり英語力が上がったような気はしませんが、なんとなく、英語に触れることが好きになりました。
異文化に触れつつ、日本の良さだとかを知ってもらえて楽しく充実した生活だったと思います。
まあこれは、何にも打ち込んでいない、学校生活だけに必死になっている生活へのせめてもの抵抗だったような気もします。
ですが、数少ない友達としてよく遊んでくれたベトナム人の二人を含め、年を越す直前に、彼らはみな留学期間を終え国へ帰っていきました。
これから寂しくなります。
長くて、そして短い一年だった
ほんと、今年は貧乏クジたくさん引いた気がします。
つらすぎて血便と高熱に苦しむような出来事もありました。
穏やかでいたい年末でさえ、たくさんの別れがありました。こうして長いような短いような一年は終わりました。
それでも、なんとなく、またぼくへと風が向いてきているような気がしています。
この流れを掴んで、いまの歩みを一歩一歩大切に踏みしめて、ゆっくりまるさらしさを取り戻したいです。
今年の目標
今年は申年らしいです。(さる・・・なんだかつらい響きだなあw)
そして、これからアカデミアの道が始まります。
自分で決めたキャリアプランを確実に達成できるように、ひとつひとつの行動を大切に一年を過ごしたいです。
大学で研究やってる人間らしくなれればいいなあ。
というわけで、次のことを達成します:
- とにかく進級する(笑)
- 大学院に進学する
- 演習のテーマを「成功」といえるように達成
- TOEIC 800up (TOEFLになるかもしれない)
- 献血に4回くらいは行ける程度には健康的に、心も時間も余裕を持って生活
公開できなさそうな話や目標もたくさんありますが、きちんとメモして全部達成必須にして手堅い一年にしようと思います。
さいごに
荒れた一年でしたが今年はもっと楽しくやっていきます!!!!!
みなさん、どうぞ今年もよろしくお願い致します。
あ、まるさの隣あいてますよ!w(
それではこのへんで ノ
まるさ
【愛する道具 19日目】カフェラテ?カフェオレ?カプチーノ?
どうも、まるさ@maruuusa83です。
まるさのひとりアドベントカレンダー19日目です。
ぼっちアドベントカレンダー、コーヒーの記事第4弾です!
アレンジコーヒーのはなし
今回はエスプレッソを使ったドリンクのお話です。
あれ・・・道具とは・・・
エスプレッソってどうやって淹れるんだ
前回の記事では道具の話しかしなかったので、先に抽出法の話をちょっとします。
これが使うエスプレッソマシン。
さらに、必要となる道具たち。
右上から時計回りに、ダンパ、ショットグラス、ミルクジャグ、温度計、ポルタフィルタとフィルタバスケットのセットです。
フィルタバスケットに細引きのコーヒーを詰めます。
圧力を高めるために、ダンパを使ってギュッと詰めます(写真では挽きが細すぎたせいでずいぶんコーヒーを減らしていますw)
ポルタフィルタをマシンにセット
あとは抽出するだけです。
撮影タイミングの異なる写真が混ざりまくってて申し訳ない・・・。
このダンパがいいんですよね・・・
ジュラルミン丸棒削り出しで、質感がいいんですね・・・。
手にしっかり来る重みも「あっ・・・金属・・・//」って感じで気持ちがいいですし、ひんやりした感じとか加工痕がグッとくるわけです。
とてもよく仕上がっててとても良いですね・・・(語彙力)
Q:エスプレッソって聞くと甘いものを想像するのですが
少し前に、セカンドウェーブと呼ばれるコーヒーブームが世間を取り巻きました。
シアトルスタイルと呼ばれる、その名の通りシアトル発祥のアレンジコーヒーの店が今でも大流行りをしています。
日本でも、Starbucks CoffeeだとかTully's Coffeeとか誰もが知る有名チェーンが進出しています。
そう、これがエスプレッソの甘いアレンジドリンクなわけです。
ところでシアトルスタイルがあるならほかのスタイルもあるだろう、と。
それがイタリア系と呼ばれるbarスタイルの店です。日本だとSegafredo Zanetti Espressoだとかが有名ですね。
基本的にはエスプレッソそのものや、シロップを入れずエスプレッソの味を楽しむようなアレンジが中心になります。
「マキアート」とか「カプチーノ」とかはこの辺の言葉です。*1
「エスプレッソ=甘い は間違い」
というのがわかってくれると嬉しいです・・・。
というわけでアレンジの基本
ぼくはアレンジコーヒーが上手なわけじゃないので大層なことは言えないわけですがちょっとだけ。
スチームドミルクについて。
先ほど紹介したミルクジョグに牛乳を放り込みます。
エスプレッソマシンには蒸気を吹き出すノズルが付いているので、こいつで牛乳に蒸気を吹き込みます。
ノズル先端を表面付近にすると空気を巻き込むので泡立ちます。 奥まで差し込めば泡は立たず、ミルクを温めることができます。
温めのプロセスではミルクがよく撹拌されるので、はじめで泡立てておくととてもクリーミーな泡を作ることができます。
えっ?泡立ってるの?というくらい細かい泡です。
このスチームドミルクの加減でアレンジコーヒーの名前が変わっていきます。
よく聞くレシピとその違い
レシピの話するって分かってたのに写真を撮り忘れましたww ごめんなさい・・・
イタリア系のレシピをいくつか並べてみます。
基本的にはエスプレッソ1ショット(30mlぐらい)に「何を足すか」によって名前がつきます。
まずは「カフェラテ」。
スチームの段階で泡立てずにエスプレッソに混ぜるとカフェラテになります。液体の成分が多いのでマイルドになります。
ミルクを注ぐだけだと表面がクレマで茶色なので、ほんの少し泡立った部分を乗せてお絵かきしたりします。いわゆるラテアートってやつです。
「カプチーノ」
スチームの段階で泡を立ててエスプレッソに注ぎます。カフェラテと違って泡がたくさん入っているので、液体の部分は濃い味になります。
「カフェ・マキアート」
カフェラテやカプチーノはコーヒーカップを使いますが、カフェ・マキアートは100mlほどしか入らないデミタスカップを使います。
デミタスカップに落としたエスプレッソに、おおよそ同量のミルクを注げば完成です。
マキアートとは「染みを付けた」という意味で、並んだデミタスカップの中で「ドッピオ(倍量エスプレッソ)」と区別するために少しミルクの泡を垂らしたところからついた、という説があるそうです。
汚い絵を乗せておきます。
そして「カフェオレ」。
これはフランス語です。イタリア発じゃない。
基本的にはカフェラテのようなものですが、エスプレッソではなくドリップコーヒーを使うところが違います。
変態レシピ
これだけだと話つまんないのでひとつ面白いレシピの紹介。
いや、まぁほんとは書きたいレシピもっとありますけど・・・
ぼくはエスプレッソとウィスキーが大好きなので混ぜました。
ゲーリックコーヒー。
エスプレッソにウィスキーを足してと甘くした生クリームを乗せます。
えっと、生クリームなかったので甘くしたフォームドミルク使ってます・・・。
案外エスプレッソとウィスキーがケンカしない。両方とも甘さが合う飲み物なので、想像よりよくまとまる。
パンチがあって糖分も摂取できるので、アルコール駆動(文章はここで途切れている)
さいごに
へへへ、へへ・・・
エスプレッソおいちい・・・
それでは、
こんかいはこのへんで!! ノ
まるさ
*1:某bucksのキャラメルマキアートはイタリア系とは違う「マキアート」。「染みを付ける」という言葉だから使われているのかな。
【愛する道具 18日目】コーヒーとエスプレッソの違い
どうも、まるさ@maruuusa83です。
まるさのひとりアドベントカレンダー18日目です。
ぼっちアドベントカレンダー、コーヒーの記事第3弾です!
エスプレッソってなんだ
「コーヒー」と呼ばれる飲み物も、「エスプレッソ」と呼ばれる飲み物も、材料は同じ「コーヒー豆」です。
エスプレッソ(espresso)
エスプレッソは深煎りの微細に挽いたコーヒー豆をカップ型の金属フィルターに詰めて、9気圧の圧力と約90℃の湯温で20から25秒の抽出時間で約1オンス(30 ml)を抽出したコーヒーのことです。 イタリア語で「急行」という意味。旨みが凝縮されて濃い、コクのあるコーヒー。豆の焙煎が強いのでカフェインは揮発し、抽出時間も短いことからカフェインの含有量は少なめ。イタリアで「Caffe(カフェ)」 といえば通常エスプレッソのことを指します。
- エスプレッソ/ハンドプレッソ コーヒー用語辞典
ぼくは違う飲み物だと主張したいところですが、全日本コーヒー協会は「レギュラーコーヒー」としてコーヒーの一部としているようですw
そっかw
エスプレッソマシン
圧力をかけて抽出する、というのは、当然ながらハンドドリップだとかそういうんじゃできません。何かしらの機械が必要なわけです。
そこでこいつ
エスプレッソマシンとかいう機械が必要になります。これは家庭向けのDe'Longhi EC221Rです。
粉を詰めたりゴニョゴニョするとブイーンと言いながら抽出されます。
1杯につかう豆の量は普通のコーヒーとだいたい同量ですが、抽出量はとても少ないです。
抽出直後の抽出液は3層に分かれます(ちょっとわかりにくいですが次写真)
上の層から順に「クレマ」「ボディ」「ハート」と呼ばれます。
マキネッタ
エスプレッソの本場イタリアの家庭では、こんなものを使うそうです。
直火式エスプレッソ、マキネッタなどと呼ばれます。この写真はBialetti社のMOKA EXPRESSというマキネッタです。
店じゃなくてもエスプレッソがのみたい!ということで、これを使うそうです(かくいう僕もそう)。
とはいえ、残念ながらクレマやボディができるほどの圧力は出せません。
とはいえ濃いコーヒーが飲めるのはとてもうれしい。
行きつけの店で美味しいエスプレッソを飲んで出社、おうちでモカ、とてもいいですね・・・イタリア・・・
写真のマキネッタ結構汚く見えますけど、そういうものです。
というのも、新品や洗ったマキネッタで入れたコーヒーはアルミの臭いが移って超マズい。
コーヒー豆には油分が含まれるので使っているうちに中がベタベタになってきます。「お豆の油」を移すことでマキネッタが馴染んでいくわけです。
いつもと違うお豆を使うと違う豆の香りや味が混じってしまうので、一度決めたお豆をずっと使い続けています。
きちんと管理しないとカビたりするので、毎日飲みましょう(?)。
さいごに
エスプレッソってなんだっけ?と思っていた人に 「あー、エスプレッソはよく見るコーヒーとは微妙に違うんだなあ、でもコーヒーっぽいサムシングなんだなあ」 くらいのことを伝えられていたら嬉しいです・・・。
デロンギのマシンはウチから旅立っていってしまったのでもう使えません(というか家が狭くて置けない)
もっと練習したいなあ。
次回はアレンジの話をします。
それではこのへんで ノ
まるさ
A long time ago in ICT Committee far, far away....
\デーーーーーードッドゥルッパパパパデデデデーーーーンデーーン/
Turmoil has engulfed ICT Committee. Male Member has inaugurated to the Chairman.
Hoping to resolve the matter with a blockade of deadly battleships, the greedy Female Members has stopped all path to the small room of M-kyoujyu Lab.
While male members of the Committee endlessly debates this alarming chain of events, the Supreme Male Member, M-Kyoujyu, has secretly dispatched two Rougai Knights, the guardians of peace and justice in the ICT, to settle the conflict...
この記事は事実に基づいたフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは関係ありません。 また、恐るべき艦隊による研究室封鎖も(たぶん)起こっていません。
これは、今日までのICT委員会男子弾圧政策の五年間の記録である。
※ICTアドベントカレンダー 18日目
委員長の女系化と男子弾圧の定着まで
2011年、第四代委員長後継者騒動が発生した。
当時の最高権力「顧問」の立場にあったM教授は事態解決のために、熱烈なラブコールによってなっ様@marin72_comを委員長へと就任させた。
ここからじっくりと男子弾圧の体制へと作り替えられてゆくのである。今思い返せば当時は非常に平和だったものだ。
委員長就任から二年、カースト制度も十分に機能し始めた。
このとき第四代は引退を意識しはじめ、副委員長制度を開始する。
その昔の遠い銀河系にあったという帝国の王はフォースの暗黒面を受け継ぐために弟子を取ったというが、今思い返せばこれもそうだったのではないだろうか・・・。
委員長の指名によって誕生した女子副委員長は、男子弾圧構造を維持するための英才教育を受けることとなる。
自らの手で生み出してしまった第四代の手によって今となっては最高男子部員まで転落してしまったM教授氏は、2013年の第五代委員長交代時の記事の中で第四代が巨大な権力を握っていたことが示唆している。
3年間の長きにわたって権力をほしいままにしたなっちゃんが引退し、きっきが第5代委員長に就任した。
このとき、もちろん選挙などというものはなかった。世襲制である。
このとき空席となった副委員長もポジションにも女子が選出された。
委員長の世代交代によって多少マイルドになったものの、この後もさらに二年にわたって更なる男子弾圧が続くものであった・・・。
委員会支配の手法
部員同士で煽り合う文化が形成された。当然男子が女子を煽ると厳しい扱いを受ける。
これによって男子は制圧された者同士ながら敵となり、団結の抑止され、技術力の底上げが起こった。さらには恐怖の植え付けをも同時に達成する非常に効果的なコントロール方法であった。
男子ながら圧倒的煽り力を持ってしまったおりさの@orisano氏は脅威とされ、カーストの非常に低い場所に位置することとなる。
これ本人に言ったら「細かい」で一蹴されるやつでしょ。知ってるよ
— おりさの (@orisano) 2015, 12月 13
男子部員は委員長様の「倒して」の命令によって数々の敵対勢力と闘ってきた。
煽り文化によって形成された技術力はこのためだったのである。
戦績として、一部ではあるが次のようなものがある。
- JOI出場者多数、春合宿参加者輩出
- パソコン甲子園 プログラミング部門本選出場多数、モバイル部門優勝
- 高専プロコン 特別賞、優秀賞、企業賞など受賞多数
- KAKEHASHI projectへの採用
- うちなーICTビジネスプランコンテスト等 その他受賞多数
この圧政は、単に圧制を行い男子を虐げるのみならず、完璧かつ強力なコントロールによって数多くの成果を残すことに成功したのである。
この活動によって、ICT委員会は日本全国へと名を轟かせた。
ICT委員会に取り込まれてしまう他高専のグループも存在する始末であった。
これは第四代委員長のパブリッシュドな発表資料の一部だ。圧倒的力によって制圧する、ICT帝国への第一歩である。
この記事のために他にもずいぶんとパブリッシュドなデータを調査したが、あれだけ使いまわされていた権力図が発見できない。
高度な情報統制がなされていることを今となって知る。
ぐう、うまく実体を紹介できないのは非常に残念である。資料をもっと集めるべきだった。
そして状況は大きく動く。
今年、2015年の12月16日、五年ぶりに男子部員が委員長に就任したのである。
モリモリと力を付けた男子部員が後継者の座を勝ち取ったのだ。人は彼をルークと呼んだ(呼んでない)。
かつて最高権力であった「顧問」の立場にあるM教授はこう叫ぶ(注:太字は筆者による)。
銘記せよ! 実はこの平成二十七年十二月十六日という日は、男子部員にとっては記念すべき日である。過去五年に亘って、男子の委員長を待ちこがれてきた男子部員にとって、決定的にその希望が叶えられた日である。論理的に正に、この日を境にして、それまで女子部員の下層に位置づけられてきた男子部員は、「人権が認められた部員」として認知されたのである。これ以上のパラドックスがあろうか。
この後の言葉から、このときもはや委員会内部は、弾圧ではなく洗脳と化していたことが示唆される。
しかしICT委員会のどこからも、「自らを否定するカーストを受け入れろ」という屈辱的な命令に対する、男子部員の声はきこえては来なかった。かくなる上は、自らの力を自覚して、女子部員の論理の歪みを正すほかに道はないことがわかっているのに、男子部員は声を奪われたカナリヤのように黙ったままだった。
これほどまでに成功した帝国がこれまでにあっただろうか。誰も逆らうことがなかったのだ。
その昔の遠い銀河系にあったというあの帝国でも達成しえなかった事だというのに!
しかしこの帝国は、優秀な男子部員の力によってあっけなく終焉を迎えるのであった・・・。
M教授の声明は次のページにある。
新委員長を「中継ぎの男帝」とさせないために
これまで見てきたように、ICT委員会がICT帝国への道を歩み始めたのは単なる偶然ではなかった。
恐るべき政治力によって、なるべくしてなったものである。
そして、男子部員は解放された。しかし帝国への歩みを止めてはならない。
確かに我々男子部員は弾圧された歴史を歩んできたが、ICTを帝国への道に進めている原動力こそ、他でもない男子部員なのである!
勝ち取った立場を手放してはならない!
組織において、全体の立場がフラットなのは少しばかりコントロールに困る。
これまでの委員長には抗うことができなかった。女性に逆らえないのは男の性である。
圧倒的力で支配されることによって、何の疑問も持たず、従うことができた。
だが、これからは違う。部員一人ひとりの協力が大切である。コントロールされなければならない。
他の男には従いたくない。これも男の性なのだった。
これからも、一層団結して戦果を残していってほしい。
ICT帝国を夢見て!!